ニュースリリース
~船上通信の常識を変える。安全運航の革新と、乗組員の働きやすさの両立へ~
旭タンカー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:春山茂一)は、内航海運業界における通信環境の抜本的改善と安全運航の高度化を目指し、当社グループ船団、約90隻にSpaceX社の衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink」を導入します。内航海運業界における「Starlink」の大規模導入は初の取り組みであり、既に一部の船舶への搭載を完了しています。
<「Starlink」アンテナの取り付けの様子>
これまで内航船では、電波の届きにくい海域や通信帯域の制限により、陸上との連絡や情報共有に遅延が生じ、安全運航におけるリスク要因の一つとなっていました。今回の「Starlink」導入により、高品質なブロードバンド通信が常時利用可能となり、緊急時の即時対応、航海中の状況共有、事故・など、安全運航に直結する情報連携が大きく強化されます。
また、乗組員にとっても、安定した通信環境が確保されることで、家族や陸上との連絡が常時可能となるほか、余暇時間にインターネットを通じた娯楽も利用できるようになり、長期乗船における心理的な安心感の向上が期待されより働きやすい職場環境づくりにも寄与します。これは、安全運航の土台となる「人」の心身のコンディションを守るという意味でも、重要な取り組みです。
旭タンカーグループは、安心・快適・確実な通信環境の確立を目指すとともに、先進船舶の開発・導入を通して内航海運の喫緊の課題である乗組員の労務環境改善に取り組み、更なる安全、且つ良質な輸送サービスを提供することで、社会・経済に貢献していきます。
<問い合せ先>
旭タンカー株式会社 国内事業第二部 事業開発チーム(E-mail: bizdev@asahi-t.co.jp)