社長挨拶

当社の株主様はじめステークホルダーの皆様には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

当社は旭タンカーとしての事業が70年余り、戦前展開していた前身の石油事業会社(立石商店)から数えると創業111年を迎えます。20世紀は「石油の世紀」と言われておりましたが、当社は正にその時代を石油とともに成長、発展してきたと言っても過言ではありません。そして今、21世紀は四分の一が過ぎようとしていますが、世界は様変わりし「脱炭素社会」実現のために化石燃料由来のエネルギーから再生可能エネルギーへの転換が急速に行われようとしています。「脱炭素社会」は確実に実現されるべきですが、技術的な問題、コスト負担の問題、更には世界の経済成長を阻むパンデミックや国際紛争などの社会的な問題が、脱炭素化への道を、時には減速しなければならなくなることは昨今の情勢からも理解できます。

エネルギー供給は空気や水と同じで1日たりとも絶やすことはできません。代替エネルギーが定着するまで、荷主である石油会社の物流をしっかり支えることが第一の使命と考えております。
もちろん新たなエネルギーに対して海上物流の用命があるのであれば、そこに新たな事業の柱を築いていくことは必然と考えております。今まで培った安全輸送の体制を十二分に活用しながら、これからの輸送ニーズに合った船舶を手当し、それに相応しい優秀な乗組員を育成していくことに傾注してまいります。

当社はエネルギーを輸送すると同時に、輸送のためにエネルギーを消費する立場でもあります。
地球環境に配慮した船舶である世界初の電気推進タンカーを今年度より東京湾で運航を開始しておりますが、当船自身が「脱炭素化」を目指すシンボルの船舶となります。まだまだ技術的改良の余地もあり、当社グループが扱う内外航船約160隻のCO2排出量から比べたら微々たるものですが、海運全体のCO2削減を考えるひとつのきっかけになればと考えております。また、当社の役職員一人ひとりが環境問題、社会問題について取り組むべく、2022年度より社内に経営企画・環境サステイナビリティ推進チームを設置しております。

今後も更なる皆さまのご指導、ご支援を賜れば大変有難く、よろしくお願い申し上げます。

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