※掲載内容は取材当時のものとなります。

旭タンカーに入社した
キッカケは?

Oさん 大学時代に仲の良かった部活の先輩が旭タンカーに入社していまして、会社の雰囲気や仕事内容などを聞いているうちに、この業界に興味が湧き、旭タンカーに入社を決めました。

Kさん 前職は車のディーラーだったのですが、その時に内航海運でお仕事されている方からこの業界の仕事内容などを伺っているうちに、スケールの大きさや仕事への魅力を感じ、旭タンカーに転職しました。前職では個人の売上が重要でしたが、この業界は個人で成績を競い合うのではなく、チーム全体で船を動かしていくという点にも魅力を感じましたね。

内航と外航の違い、
やりがいは?

Kさん 大きな違いとして、外航は日本国内と海外および三国間での輸送を行います。一方で内航は国内間での海上輸送で、1ヶ月のうち多い時で十数航海する場合があり、外航よりも人との接点が多い仕事になります。当社は内航海運が主力事業で、保有する船舶の約8割が内航船ですが、気象や海象状況、国内の石油需給バランスによって航海計画が影響されやすいので、現場やお客様の情報を正確に把握し、スピーディな配船調整などの対応力や機動力が必要となりますね。

Oさん 国内において石油は重要なエネルギーですので、その輸送という社会インフラとしての一端を担っていること、また将来の脱炭素やカーボンニュートラルの実現に向けて、内航事業だけでなく、業界全体でどういった舵取りをしたらいいか考えていくことにとてもやりがいを感じています。

これまでで
一番タイヘンだったこと

Kさん やはり東日本大震災の時ですね。地震発生後、塩釜港へ石油製品を一番はじめに輸送したのが当社の船舶だったのですが、そのオペレーションを担当していました。当時は原発の放射能漏れや津波による漂流物の影響がある中、安全な輸送体制を模索し、当社経営陣や各省庁、お客様と都度調整をしながら船舶に指示していくことが本当に大変でした。これまでにない厳しい状況の中でお客様のニーズや現地で困っている人に応えていったという経験は、今でも自分の中で強く印象に残っています。

Oさん 去年まで大阪支店でボンドバンカー(外航船用の燃料給油)の業務で、3百キロから千キロ程度の小型船10数隻を担当していましたが、GWや年末年始の際は1隻で3〜4航海くらいになりますので、休み前日にそのすべての航海予定を決定し、指示や打ち合わせを行ったりするのが大変でした。当時大阪支店の人たちに色々助けられながら、なんとか乗り越えました。
現在の内航統括チームでは、自分の担当船は持たずに内航や海運業界全体の課題を発見し、先頭へ立って解決へと導く業務となりましたので、これまでとはまた違う視点で色々と考えることがあって大変ですね。

新入社員時代の
ほろ苦い思い出

Kさん 毎日怒られていましたね(笑)。特に1年目、揚げ荷役(船に積んだ石油製品を陸上に下ろす)作業現場への立ち会いで、荷役の安全確認業務を行ったのですが、仕事に対する認識や責任感が甘く、また荷役や船に関しての知識やルールも乏しかったので、荷主さんから本社経由でお叱りを受けてしまいました。今となればその出来事をキッカケに仕事に対する意識が変わったので、その経験は非常に良かったと思っています。

Oさん 一番の思い出は乗船研修です。1ヶ月という長期間の研修をさせていただき、北海道から沖縄までほぼ日本を一周しました。航海の当直や荷役、整備などを乗組員さんと一緒に経験させていただいたのですが、時化(しけ)の時に船酔いで真っ青になり、動けなくなってしまったのは今でも忘れません。この長期研修で現場の過酷さが身をもって経験することができましたので、それ以降の業務に活かすことができています。

Kさん 私の場合、乗船研修は10日間くらいでしたね。ただ、ずっと船酔いしていました(笑)。

私たちがこれから
めざしていくこと

Kさん 全体としてはカーボンニュートラルの実現に向け、脱炭素への取り組みが挙げられます。こちらに関しては世界初の電気推進タンカー(EV船)が今年と来年に1隻ずつ竣工予定です。また、乗組員が働きやすい魅力ある職場環境を、内航事業だけでなく当社全体として整えていきます。今後は、将来的に石油に替わる車や船舶の代替燃料(液化天然ガスやアンモニアなど)が普及していく可能性がありますので、そういったものも運べるような体制の整備(船舶や乗組員)や事業参入も重要だと思っています。

Oさん そうですね。現在、内航海運業界全体で“乗組員不足”が課題に挙げられております。乗組員が働きやすい環境を作っていくためにグループ各船にタブレットを配布するなど、業務の効率化にも取り組んでいますので、この業界に興味を持ってタンカーの船員になりたいというような若い人が増えればいいなと思っています。

Kさん 一昔前は配船を担当するのは男性というのが業界の流れでしたが、当社では男性、女性関係なく積極的に配船を任せていますね。船の乗組員に関しても女性が活躍しています。船内での居住施設も、例えば各自の部屋にシャワーを設置するなど、女性でも安心して働ける環境を実現しています。

一緒に働いてみたいのは
こんな人!

Oさん 後輩としてかわいらしい人ですかね、外見ではないですよ(笑)。目標に向かって仕事を前向きに取り組むガッツのある人に入社してほしいかな。

Kさん 当社は日本の貿易を支える外航船への燃料給油をはじめ、羽田空港や成田空港へのジェット燃料から、小さな離島の漁船や車、生活用の燃料輸送まで、さまざまなニーズに合わせて輸送を行っています。人間でいうと動脈から毛細血管にいたるまで、そのすべてをカバーするような役割を担う点がこの仕事の魅力だと思っています。旭タンカーの未来を見据えて、新しい視点でいろいろな発想ができる人、ともに成長できる人、特に自分を試してみたい、挑戦してみたいというチャレンジ心のある人に入社してほしいと思います。

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